岩手県は花巻市にある大沢温泉は、江戸時代からやってる温泉テーマパークです。
山の麓に流れる川をぐるりと囲むように3つの宿が配置されていて、高級セレブ志向の人には、山水閣。茅葺きノスタルジックな民芸風な菊水館。
そして、木の色が飴色に変色した廊下の両脇に、障子戸が並び、中からの声がまる聞こえの超ディープ自炊部の3つです。
ここんちは、何回か来ているのですが、今回宿泊したのは自炊部。自炊初体験です。えへ。

3時にチェックインし、花巻の産直市場で買った野菜を運びながら通されたお部屋は、8帖ぐらいの2階のお部屋で、窓の外には山のグリーンと川、菊水館の茅葺き木造の建物が見えます。
新緑のグリーンがとても奇麗です。
隣の声は聞こえるものの、お部屋の広さも古めかしい感じもすごくいい感じです。
ちなみに、初夏ともいえるこの季節ですが、おこたがありました。
「おこた使いますか?」と聞かれて、「いいえ。」と答えると、
「じゃ、コード抜いてきますね〜」って、こたつの電気コードを持ち去っていきました。かなりディープですね。ちなみにこたつはちなみに315円。

浴衣(263円)もレンタルし、持参したタオル片手に温泉めぐりです。
大沢温泉の一番有名なお風呂は豊沢川沿いにある混浴露天風呂。
混浴といっても、明るいうちに女性が入るのは相当な覚悟が必要。だって、橋からも、菊水館からも丸見えなんです。
隠すところもないから逆に温泉に入っている人からも山の景色がきれいに見えます。
とろんとした無色のお湯で、肌触りがとろんとしています。
気合いがはいった事には、ここの看板混浴露天風呂には「女性専用時間」なんてナンパなものはないんです。
宿泊客の特権として、湯治おじいちゃんが寝静まった夜中にこっそりと入りに行きました。
もう、貸し切り状態。
体の毛穴という毛穴からストレスとか、汚れたものが溶け出して、ふわ〜っとした気持ち。

ここのおうちの一番いい時間は、夕闇がおりてきて、山のシルエットが黒く見える頃。
「千と千尋の神隠し」の映画であった「湯屋」の雰囲気そのままです。
電灯がじじっ、じじじじっって灯されて、次に部屋の前に吊るされた赤い提灯が点灯されていきます。

そうすると、お湯から聞こえる人の声が一掃賑やかに聞こえてきて、川の流れる音、山から聞こえる、変な声でなく鳥の声と入り交じって、血中温泉濃度がぎゅいーんと高まります。
すごーくいい感じ。温泉好きにはたまりません。

自炊部とはいえ、宿泊料金2500円くらいで、温泉はセレブ宿の人達と同じお風呂に入れるんです。
全部で温泉5つかな?
このコストパフォーマンスには、大大満足です。